2020.09.19
パナホームの外壁塗装における費用相場は?注意点も解説!
マイホームの外壁塗装工事を依頼する際に多くの人が気になる点は、必要となる工事費用です。外壁塗装は頻繁に行わないため、工事費用の相場がわからないことも少なくありません。そこで、知名度のあるパナホーム(現:パナソニックホームズ)に外壁塗装を依頼しようと考える人もいるでしょう。
今回は、パナホームで外壁塗装を検討している人に向けて、外壁塗装の価格相場やパナホームにおける外壁塗装の特徴、パナホームに外壁塗装を依頼するときの注意点を紹介します。
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目次
1.パナホームの外壁塗装の費用はいくら?
まず、一般的な外装塗装にかかる費用相場を説明します。外壁塗装にかかる費用の内訳は、塗料代と足場代がそれぞれ20%、人件費と利益がそれぞれ30%だといわれています。
外装塗装の費用を把握したいときは、それぞれの相場価格をもとに考えるとよいでしょう。
〇外壁の塗料代
外壁の塗料代は、外壁の面積と塗料の単価をかけることで算出できます。
外壁の面積を出す計算式は「延べ床面積×係数」です。この式の係数は1.2~1.7の範囲とされていますが、1.2を使うと実際の面積に近い値が出せるといわれています。
下記に、坪数ごとのおおよその面積をまとめました。
延べ床面積(坪) | 外壁面積(平方メートル) |
---|---|
20~25 | 100~119 |
30~35 | 120~139 |
40~45 | 140~164 |
50 | 165~180 |
※外壁塗装サイトの情報を基に算出しています。
下塗りを含めて3回塗った場合、塗料ごとにかかる大体の単価は下記のとおりです。
塗料 | 耐用年数(年) | 単価(円) |
---|---|---|
アクリル | 3~7 | 1,400~1,600 |
ウレタン | 5~10 | 1,700~2,200 |
シリコン | 7~15 | 2,300~3,000 |
ラジカル | 12~15 | 2,500~3,000 |
フッ素 | 15~20 | 3,800~4,800 |
光触媒 | 15~20 | 4,200~5,000 |
無機 | 15~25 | 4,500~5,500 |
〇足場代
足場代は、塗装工事を行う際に組む仮設足場設置工事に必要な費用を指しており、足場をかける面積によって料金が変動します。
足場代の相場価格は下記の表のとおりです。
工事項目 | 相場価格(円) | 単位 |
---|---|---|
足場代 | 600~800 | 平方メートル |
〇付帯する費用
外壁塗装工事には、塗料代や足場代以外の費用も発生します。飛散防止ネット・高圧洗浄・養生の費用はどの塗装工事でも必要ですが、建物の造りや劣化具合によって行う工事は異なります。
下記に、外壁塗装工事に付帯する費用の相場をまとめました。
工事項目 | 相場価格(円) | 単位 |
---|---|---|
飛散防止ネット | 100~200 | 平方メートル |
高圧洗浄 | 100~300 | 平方メートル |
養生 | 250~400 | 平方メートル |
下地調整 | 20,000~30,000 | 一式 |
付帯塗装工事 | ||
軒天 | 800~1,300 | 平方メートル |
化粧胴差・化粧帯・化粧枠 | 600~900 | メートル |
雨樋・配管 | 600~1,300 | メートル |
破風板 | 650~1,300 | 平方メートル |
雨戸 | 2,000~6,500 | 枚 |
シーリング打ち替え | 900~1,500 | メートル |
シーリング増し打ち | 500~1,000 | メートル |
諸経費 | ||
現場管理費 | 20,000~50,000 | 一式 |
廃材処理費 | 10,000~30,000 | 一式 |
外壁塗装を依頼する場合、依頼先がパナホームか他の施工会社かで、外壁塗装工事の費用に2倍近くの差が出るといわれています。
実際にパナホームに施工を依頼した場合の費用例を以下に示します。
施工内容 | 工事費用 | 工事期間 |
---|---|---|
外壁塗装 屋根カバー工法ほか |
約210万円 | 3週間 |
外壁塗装(遮熱防水塗料) 屋根塗装(遮熱塗料) |
約122万円 | 11日間 |
外壁塗装(シリコン塗料) 屋根塗装(シリコン塗料) |
約99万円 | 14日間 |
外壁塗装(フッソ塗料) 屋根塗装(遮熱塗料) |
約94万円 | 10日間 |
工事費用がかさんでいる場合は、工事期間が長かったり、単価の高い塗料を選んでいたりすることが原因です。そのため、パナホームの外壁塗装工事にかかる費用が必ず高額になるとは限りません。
「パナホームの価格は高い」と受け止めずに、じっくりと工事内容も吟味しましょう。
2.パナホームの外壁塗装の特徴は?
パナホームで行う外壁塗装は、他の施工会社と比べると費用がかかる場合があることは事実です。しかし、パナホームの外壁塗装工事に費用がかかる理由には、パナホームで行っている外壁塗装の特徴が要因として挙げられます。
ここからは、パナホームの外壁塗装の特徴を紹介します。
2-1.ハイセラコートを使用している
パナホームで施工した外壁には、ハイセラコートという特殊なコーティングが施された外壁材が採用されています。ハイセラコートとは、塗料のなかでもグレードの高い無機塗料です。無機塗料は形成する塗膜が他の塗料よりも硬いため、耐久性に優れている性質があります。紫外線にも強く、通常であれば15年以上の耐用年数が期待できます。
しかし、ハイセラコートは汚れを弾く力が非常に強いため、他の塗料まで弾いてしまい、再塗装が困難となるケースは少なくありません。
ハイセラコートを使用した外壁の塗装を行うときは、ハイセラコートを塗りなおすとよいでしょう。
2-2.アフターサービスが充実している
マイホームを建てたあとの充実したアフターサービスや保証は、安心して暮らすうえで欠かせない要素です。パナホームで家を建てると、引き渡し後2年間はアフターサービス期間として定期的な点検や調整が行われます。
引き渡しから2年以上経過した場合も、あんしん初期保証(※)として、建物の主要部分は20年間、雨水の侵入防止部分は15年間の保証を受けることが可能です。さらに、それぞれの保証期間が完了するまでの1年以内に指定の有料メンテナンス工事を実施すれば、保証期間を延長できます。延長を続ければ最長60年間の保証を受けられることはパナホームで家を建てる魅力です。
また、住まいに関する相談を24時間365日受け付けてもらえることもパナホームの特徴といえるでしょう。
※2019年10月以降に新規契約した建物については、所定の条件を満たせば、建物の主要部分は35年、雨水の侵入防止部分は30年の保証が受けられるようになりました。
3.パナホームに外壁塗装を依頼するときの注意点
パナホームは特殊なコーティングを施した外壁材を使用するだけでなく、充実したアフターサービスもある点が特徴です。そうした魅力があるからこそ、パナホームに外壁塗装を依頼しようと考えている人もいるでしょう。
しかし、外装塗装を依頼する際は、注意すべきことが2点あります。
3-1.どのハウスメーカーで家を建てたのか伝えること
パナホームに外壁塗装工事を依頼する際は、どの施工会社で建てた家なのかを最初に伝えなければなりません。なぜなら、パナホームがハイセラコートなどの独自技術を駆使しているように、他のハウスメーカーも外壁に特殊な技術を施している場合があるからです。
外壁に使われている素材のタイプや工法によっては、塗料との相性の問題が出てくることもあります。そのため、事前に外壁の情報を伝えることで、工事中に問題が起きる可能性を減らせるでしょう。
3-2.メリットとデメリットを把握すること
パナホームに外壁塗装工事を依頼することには、メリットはもちろん、デメリットも存在します。パナホームのメリットとデメリットを理解しておきましょう。
〇メリット
パナホームに依頼するメリットは、洗練されたデザイン・高耐久の外装に一新できることです。パナホームでは光触媒コーティングを施した外壁材も取り扱っています。どの外壁材も耐久性や耐候性に優れているため、長年にわたって外壁の美観を維持できます。
〇デメリット
パナホームでは高機能の素材を使用したり長期間のアフターサービスを行ったりしている分、施工費用が高くなりやすい点がデメリットです。そのため、外壁塗装工事を安価で行いたい場合はパナホーム以外の施工会社を検討することをおすすめします。
パナホームに外壁塗装工事を依頼するメリットとデメリットの両方を把握しておけば、「違う業者に依頼すればよかった」と後悔する可能性が低くなります。
外壁塗装工事を依頼する際は、工事費用の相場や施工会社の特徴をよく調べましょう。
まとめ
外壁塗装工事にかかる費用は、外壁の劣化状況や選択する塗料によって大きく変動します。
パナホームに外壁塗装工事を依頼すると、他の施工会社に比べて費用がかさむ場合があることは事実です。しかし、充実したアフターサービスや保証を受けられること、大手ハウスメーカーであるという心情的な安心感があることも捨て置けません。
外壁塗装工事の施工会社を選ぶ際は、各社のサービス内容や見積もりをしっかり比較検討することをおすすめします。長い時間を過ごすマイホームのために、未来のメンテナンス費用も視野に入れて施工会社を選択しましょう。
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