ベランダ防水の種類って?種類別メリット・デメリットについて
ベランダ防水工事はFRP防水・ウレタン防水の2種類が主流です。ベランダの形状など条件が合えばシート防水の施工も可能です。それぞれの特徴とメリット、デメリットをご紹介します。
防水層の種類ごとに特徴がありますので、自宅のベランダに最適な防水を選びましょう。
ベランダ防水の種類⓵ FRP防水
FRPは「繊維強化プラスチック」の略称で、耐水性・加工性・耐久性・耐熱性・耐食性に優れています。反面、プラスチック素材のため紫外線に弱く、また伸縮性がないので劣化によるひび割れが起きやすい特徴があります。
軽量のため、建物への負担が少なく木造や築年数の経過した建物にも最適です。強度もあり、耐摩耗性に優れているので洗濯物を干す、ガーデニングで利用する、など使用頻度の高いベランダに適しているでしょう。
メリット
軽量・強度がある・耐摩耗性・乾きが早く工期が短い
デメリット
紫外線に弱い・伸縮性が乏しく広い場所には向かない・鉄の下地には不向き
ベランダ防水の種類⓶ ウレタン防水
迷ったらウレタン防水ともいわれている一般的な防水です。下地にウレタン樹脂を塗布し、防水層をつくります。液体状のため、複雑な形状にも対応可能で継ぎ目のない美しい仕上がりが期待できます。塗膜の耐久性が低いため、紫外線や熱による早期劣化が起こりやすい面があります。トップコートの塗り替えで寿命を延ばしましょう。
メリット
軽量・どんな下地でも対応可能・廃材が少ない・複雑な形状に対応・安価
デメリット
乾燥期間が必要なため工期が長い・技術による仕上がりの差がある・定期的なトップコートが必須
ベランダ防水の種類⓷ シート防水
シート防水は塩化ビニルや合成ゴム系シートの2種類あります。接着剤などでシートを貼り付ける接着工法と機械式に固定する機械的固定工法になります。シート防水は耐久性、耐候性に優れているため亀裂を起こしにくいメリットがありますが、複雑な形状では施工が難しいというデメリットがあります。施工可能な場所であれば最大のメリットともいえる簡便性が活かされるでしょう。
合成ゴム系シート
メリット
伸縮性がありひび割れしにくい・温度変化に強い・低価格
デメリット
複雑な形状には不向き・紫外線に弱い・衝撃や鳥害に弱い
塩化ビニル系シート
メリット
紫外線に強い・耐摩耗性が高い・トップコートが不要の可能性あり
デメリット
可塑剤の気化により割れやすいため、寿命を迎える前のリフォーム必須・複雑な形状には不向き・ゴム系より高価・接合部分の施工が難しい
まとめ
どの防水でも将来的なメンテナンスは考慮したうえで、ベランダの形状や使用方法、建物の強度や築年数によって防水の種類を選ぶとよいでしょう。
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