マンションと一戸建ての外壁塗装の塗り替え時期、その見極め方とは?
マンションも一戸建ても外壁塗装の塗り替え時期はおよそ10年~15年が目安です。塗料の耐用年数も多少関係してきますが、建物の構造や立地などで塗装時期は変わってきます。塗り替え時期とその見極め方についてご紹介します。
外壁塗装の時期を意識し、前向きに検討している方も、実際には中々決断の一歩を踏み出せないでいるということがあります。10年経ってるけど建物に目に見える傷みがなく、「まだいいかな……お金もかかるし」という結果、塗装の時期を逃し、目に見えない劣化が生じていることもあります。一戸建てもマンションも最適な時期に外壁塗装を行うことで、大切な建物を長く維持していくことが可能です。
マンションの外壁塗装、塗り替え時期
マンションのような集合住宅では、メンテナンス的な要素はもちろんですが特に景観維持も大きな課題となるでしょう。一般的な塗り替え時期はあくまでも目安であり、建物の構造を重要視するべきでしょう。鉄筋コンクリート造のマンションであれば、税法上は47年の耐用年数があります。しかし実際には100年超の高寿命であることから、外壁塗装などのメンテナンスをしっかり行っていくことで長く住める建物になるのです。
国土交通省のガイドライン「マンション大規模修繕工事について」の一文に、「分譲マンションでは、12年程度の修繕周期で大規模な修繕工事を行うことが一般的」とあります。外壁塗装の一般的な塗り替え時期と同じ時期です。分譲に限らず賃貸マンションも12年程度で外壁塗装工事を行うことが最適と言えるでしょう。
一戸建ての外壁塗装、塗り替え時期
一戸建てではサイディング張りの木造住宅が多いでしょう。木造住宅の寿命はおよそ30年といわれていますが、実際は30年~80年というところです。30年という数字は、建造物の寿命以外で取り壊された住宅の築年数から割り出されているのです。なので、メンテナンス次第では長寿命な木造住宅の実現も可能なのです。鉄筋コンクリート造の一戸建ても増えていますが、こちらはさらに寿命が長く、メンテナンスをすることで90年超の高寿命も現実的です。
外壁材の耐用年数との関係もありますので、寿命については一概に断言できませんが、外壁塗装の塗り替え時期は、木造も鉄筋コンクリートも共通で、10年程度と考えておくとよいでしょう。
外壁塗装時期の見極め方
一般的な塗装時期とは別に、時期を待たずに早急に対応、もしくは早めに対応すべき状況もあります。月に1度程度は外壁のチェックをすることをおすすめします。
外壁チェックで下記に該当する症状がある場合は、塗り替えサインです。
チョーキング現象(白亜化現象)
外壁に触れるとチョークのような白い粉が手につきます。目で見ただけではわかりません。塗膜が劣化しています。
クラック(ひび割れ)
太いものから細いものまで、クラックの危険度には補修が必要なものと塗装で対応するものがあります。放置しておくと雨が入り建物内部への悪影響も懸念されます。
外壁塗装の剥離、膨張
塗膜の劣化によるものから、施工時の塗料選別ミスなどが原因です。放置しておくと雨風や紫外線により劣化が急速に進みます。
コケ、カビの発生
家の北側や風通しが悪く湿度の高い場所に生えてきます。放置は塗装劣化の原因になります。また、建物の撥水性に問題が生じている可能性があります。洗浄で除去できる場合は、早めに対応しましょう。
コーキングの劣化
サイディングボードの外壁や窓枠の目地部分が劣化している状態です。雨水の侵入を防ぐためにも対策することです。
鉄部サビ
鉄部のサビや剥がれ、腐食は塗装のサインです。放置して朽ち果てると交換となり、余計な費用がかかってしまいます。塗装でメンテナンスできるうちに手を打ちましょう。
他にも急は要さないにしても早めの塗装を検討した方がよい症状もあります。外壁の汚れや色あせも劣化のサインです。
まとめ
マンションと一戸建てでは外壁塗装の塗り替え時期に多少の違いはありますが、どちらも目安である10年~15年以内ということです。一般的な塗り替え時期とは別に、塗装の塗り替えサインを参考にして建物を長持ちさせましょう。
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