外壁、屋根塗替えの時期(目安)|こんな症状があったら要注意
築年数で分かる塗替え時期(目安)!
- 新築時または塗替え時より 5 年…50%劣化
- 新築時または塗替え時より10 年…85%劣化
- 新築時または塗替え時より15 年…100%劣化
※新築時にどんな素材や建材を使ったのか、建物のまわりの環境はどうなのか?
また、どのような樹脂の塗料を使ったのかなどで、塗替えの時期が変わります。
さらには、お家の環境でも変わりますので、何か気になったら、診断を受けてください!!
早めの診断で予期せぬ問題の回避が出来ます。
こんな症状があったら塗替えの時期です。
症状で分かる塗替えのチェックポイントを動画でご紹介!
ご自宅の状態をセルフ診断してみましょう!
こうなっていたら、塗り替えの時期(目安)です。 外壁の塗膜が劣化し雨水を弾かず、染み込んでしまっている状態
普段は気が付かないのですが、一般の方でも塗膜の劣化を知ることができる方法があります。
まず、外壁を雨の日に見てみてください。
実はほとんどの方が気づいていませんが、防水効果が無くなっているお家の壁は、水が浸みこみます。
また、雨の日でなくても、壁に水をかけてみるとその状態が一目瞭然なのです。
ではこの状態で放置しておくとどのようになるのでしょうか?
塗り替えの時期(目安)を逃してしまうとこうなる!
塗り替え時期(目安)を逃してしまい、塗膜劣化を放置しておけばまず、建材に水が入り、建材自体の破損に繋がります。
ほとんどの方は、外壁塗装工事や屋根塗装工事を行わないと、「雨漏りをしてしまう」という心配をしていると思います。しかし、雨漏りは最終段階なのです。それ以前にまず、建材を侵していきます。
こうなると、塗装ではどうにもならなくなり、張り替えを行わなければなりません。
さらに症状が進行すると・・・
塗替えの時期(目安)を逃し、さらに進行すると・・・
塗り替え時期(目安)をさらに逃すと、内部に水が浸入し、柱を腐らせます。上記の画像は断熱材にに水が入ってしまい、水を多く含むことにより
密閉空間で湿度が高くなり、柱を腐らせていくのです。また、ナメクジや微生物など発生しますので
衛生面でもよくない状態になり、人体にも被害を受けるかもしれません。
これは、第2段階の進行です。第1段階は建材が侵され、壁の張替えなどの大きな工事になります。その次に、内部に水が浸入し、微生物を発生させ、中の柱を腐らせていきます。第2段階になると、建材+中の柱や断熱材公開になりますので、さらに大きな費用が発生する可能性があります。
塗り替え時期(目安)に必ず塗装を行うことは、目に見えないリスクを回避することが出来ます。
▲このように水滴が塗膜に染み込むことなく弾かれています。
塗膜防水効果がしっかりある状態が上記の状態です。
塗り替え時期(目安)に塗装を行うことは、お家にとっても家族にとっても健康を持続させる大きな要になります。
ご自身のお家の壁と見比べてみてください。
症状で分かる塗替えの時期(目安)!
ここでは症状の分かる塗り替え時期(目安)をご紹介いたします。
左写真のように壁を触ってみて手に粉が付く状態をチョーキング現象といいます。
樹脂が紫外線により、劣化し防水効果が無くなってきていることを、表しています。
右写真は壁面にヒビが入っている状態。ひび割れ(クラック)がある場合、内部に水が浸入しやすくなります。
左写真はサイディング目地の際から剥がれてしまっている状態。
これはコーキング工事の際、サイディングとの間にプライマーを塗布していないことが考えられます。
水の浸入を防ぐためにも打ち替えが必要です。
右写真はコケやカビ、藻などが繁殖してしまっている状態。
このことで見た目の不快感、さらに人体への影響が考えられます。
雑菌の発生により、お家の内部に入っていくと、アレルギーを引き起こすアレルゲンとなる可能性が高まり、子供の喘息やアトピーにも繋がります。放っておけば塗膜自体を侵すものとなります。
左写真は目地が完全に劣化している状態です。細かいヒビが全体に発生しています。目地は家の動きに対応できるよう使用されているのですが、築年数が経ちますと目地が劣化して硬くなり防水効果がなくなります。
水の浸入を防ぐためにも目地の打ち替えが必要です。
右写真の異常はお分かりでしょうか?目地周辺が黒ずんでいますね。
これは、目地から水が入り、サイディングに水を含んでいる状態です。このようなお家も、たくさんありますので、ご注意を!!
いずれも塗替えの時期(目安)になりますので、あてはまるものが1つでもあれば専門の会社に見てもらってください。
塗り替えの時期(目安)屋根偏
屋根の塗替えの時期(目安)をお伝えします。屋根はなかなか見えにくいもしくは、壁よりもさらに見ない部分かもしれません。
スレート瓦の屋根材の特長としては、南面は劣化すると白くなり、北面はコケが生えていることが良くあります。これは、大部分がセメントで出来ており、表面が塗装して保護しているものですので、塗膜劣化が始めると、一気に瓦自体が弱まります。
また、このスレート瓦は完全なものではなく、欠陥商品がいくつもあり、メーカーで発表しているものだけでも5種類程度あります。屋根の塗替え時期(目安)は専門業者でしっかり見てもらった方がいいでしょう。
壁材による塗替え時期(目安)の違い
家の壁材は大きく分けて何種類かあります。壁材による耐久性の違いを解説致します。
1、木…3年~5年での塗り替えが必要。放置すると腐ってしまう。適切な塗料は防腐系塗料。キシラデコールやオスモ塗料など。
2、モルタル…10年程度の塗り替えサイクル。デメリットはひび割れが発生しやすくそこからの雨水が浸入する可能性がある。
3、窯業系サイディング…8年程度の塗り替えサイクル。蓄熱率が高いため、モルタルやALCなどより、塗膜劣化が早い。また、目地が10年サイクルで打ち直しが必要。
4、金属系サイディング…10年~15年の塗り替えサイクル。最近の金属サイディングは非常に優れていて、錆びにくいため塗り替えサイクルが長くなっています。また、軽く家に負担も掛かりにくく、シーリング目地も無いため、雨水が浸入する事が少ない。
5、ALC…建材として優れています。10年程度での塗り替えサイクル。防火機能も高く、厚みもあるので寒さや暑さにも強い外壁材です。また、シーリング目地も太さと厚みがあるので、劣化して、雨水が内部に入ってしまうと言う心配が少ないです。
6、RC…RCはコンクリート打ちっぱなしのことで、基本塗装は行いません。しかし汚れが出やすいので、新築時に光触媒やクリア塗装を行います。10年以上経って汚れが目立つ場合は、RC用の塗装で仕上げることもあります。また、数十年経つと、ひび割れから水が浸入し爆裂を起こす可能性があります。定期的な、診断は必要です。
7、タイル…数年ごとに打診検査が必要になります。打診検査とは、壁を叩いて音の状態から、タイルが浮いているかを判断します。タイルが落ちて、人に当たった場合、ケガをする可能性がありますので、打診検査と浮いている部分のタイルの張替が必要になります。
塗料の耐久性(塗り替え時期の目安)
塗料と耐久性のお話を致します。 最近ですと、シリコン樹脂塗料が一般的と言われていますが、シリコン樹脂塗料以外にどんな塗料があり、どのくらいの耐久年数なのかをお話し致します。
アクリル樹脂塗料 5年程度 ウレタン樹脂塗料 8年~10年程度 シリコン樹脂塗料 10年~15年程度 ラジカル塗料 11年~16年程度 フッ素樹脂塗料 18年~25年程度 無機塗料 20年~28年程度 一般的にはこう言われています。
では、シリコン樹脂塗料はラジカル塗料より本当に耐久が低いのか?もしくはフッ素樹脂塗料は無機塗料より耐久が低いのか?というと、そんなことはありません。上の内容は業界が作った基準であり、本来は違うことがあります。塗料は大きく分けて、顔料と樹脂に別れます。顔料と言うのは色の事を言います。樹脂とは耐久性を司るものです。
上塗り塗装で使用する樹脂はアクリル樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂しかありません。ですから、ラジカル塗料や無機塗料にも、このどれかの樹脂は入っています。ラジカル塗料や無機塗料は樹脂以外での耐久性を上げることが出来る塗料ですが、やはり耐久の要は樹脂になります。
ですから、ラジカル塗料や無機塗料にどの樹脂がどのくらい入っているかが重要になってきます。ですから、シリコンだからラジカル塗料より性能が悪いと言うわけではなく、シリコン樹脂塗料にも良いものから悪いものまであります。
フッ素樹脂でも無機塗料より耐久の高いものがあります。
ですから、このようなことを理解出来る、知識のある業者を選ぶことが、塗料選びに置いても重要になるわけです。
選ぶ色で塗装の耐久性(時期)が変わる
一般的に外壁塗装で多い色は、淡い色が多い。しかし、デザイン性が高い家や洋風な家には原色を使うこともあります。実は同じ塗料で塗装を行っても、色で耐久性は大分変ります。
原色に近い濃い色の場合耐久性は急激に低くなります。これは濃い色の場合蓄熱が高くなることでの塗膜劣化と顔料の色飛びにあります。
目安としては、原色を使うと通常の半分くらいの耐久性と考えても過言ではありません。ですから、原色を使用する場合は耐久性の高い塗料を選ぶか、色飛びをしにくい施工をしてもらうことをおススメ致します。
塗替えの時期(目安)を放置すると・・・
このように塗装が劣化したまま、塗替えをしないと、どんどん雨水が侵入し悪化してしまいます。
当然そうなると、建物内部まで修理しないとならなくなり、莫大な費用が掛かってしまいます。
そうなる前に塗替えをする必要があるのです。
※メンテナンス時期を間違えると、取り返しのつかないことが起きる可能性もありますので、是非早めにメンテナンスをすることをお勧め致します。
まずは、無料診断にお申し込みください!
目次
① はじめましての方へ② 塗装会社の99%が知らない良質な塗料の選択
③ 建物の特徴・特性、これを知ることで30年以上持ちが変わります。
④ 塗装工事の良し悪しはこのように決まる
⑤ 外壁塗装の適正価格をお教えします!
⑥ 国が保証する施工技術!安心保障NO1の理由
⑦ 4回塗りこだわりの理由とは?
⑧ 外壁、屋根塗替えの時期(目安)|こんな症状があったら要注意
⑨自信があるから工事後の現場をお見せします