業者の選択
1 【業者の選択(選び方)】「どこに頼めば一番安心なの?」
ネームバリューで仕事を受注する会社また、訪問販売営業などする会社など様々です。
まず、どのような業者がいるか、整理してみましょう。
- 大手ハウスメーカー
- リフォーム業者
- ホームセンター
- 町の建設業者
- 町の塗装業者など
大きくこの5つに分けさせて頂きます。
ここで重要なのは、工事価格の内訳になってきます。
この6種類の内訳になります。
しかし、皆さんがお金を出しているのは、目に見える工事費だけだと思っていませんか?
ここが、落とし穴なのです。
目に見える工事費と目に見えない工事費の割合が1番重要なのです!
しかし、殆どが目に見えない工事費に流れていたとしたら…
内訳の割合(目に見える工事費と目に見えない工事費)は
業者によって3対7から9対1など様々です。
ですから価格だけで判断するのは大変危険なのです。
内訳構造を知ること、会社体制が一番重要になってきます。
ここをポイントに業者を選んでください。
2 【業者の選択(選び方)】どのような基準で選択していけばよいか?
とは言え、内訳なんかなかなか分かりません。
では、どんな基準で外壁塗装業者を選択していけばよいのでしょうか?ここで、いくつか、業者を選ぶ見極め箇所を出してみました。
これを、全てクリアしていれば、おおむね問題ない業者と言えるのではないでしょうか?
2-1 【業者の選択(選び方)】塗装知識と説明力が大事
良い工事を行う上で大切なのは、技術力と知識力になります。
技術力はなかなか判断出来かねますが、知識は説明をしようとする姿勢などで分かります。もちろん、話す内容をしっかり聞くことで、その業者の知識がどの程度あるのかも、判断できると思います。
最近ですと、どんどん塗料も進化しております。また工事の事例から、不良施工に繋がる工事や雨漏りに繋がる工事など、建築工事の情報を常に取り入れている会社とそうではない会社では、施工に対しての対応が大きく変わってきます。
医療の現場でも、「今までは良いと言われていたことが、最近の研究ではダメだということが分かった」ということは、珍しい話ではありません。
工事も同様に最新の情報を持っている会社の方が、適正な処置で対応することが出来ます。
また、説明がない会社も多いと思います。そういった場合は質問してみてください。簡単な質問を考えてみましたのでご参考まで。
Q1 ラジカル塗料って、どういった機能があるのですか?
Q2 屋根塗装だけを行うと雨漏りするってホント?回避方法は?
Q3 外壁塗装の下塗りってどんな効果があるの?
Q4 どうして上塗り塗料にはエポキシ樹脂がないの?
Q5 ひび割れが起こりにくい塗装のやりかったって?
参考までに考えてみました。ぜひ、機会があれば質問してみてください。
2-2 【業者の選択(選び方)】金額に対しての根拠
外壁塗装のお見積もりを取った方はご存じだと思いますが提示金額は様々です。
職人に対しての単価や作業日数、さらに諸経費、会社の利益等が含まれますが、こういった内訳に、根拠を持ちお話しできる会社は優良業者と言えると思います。
職人の手間賃を下げてしまえば、質の悪い工事になってしまいます。だからと言って、手間賃が額になってしまえば、コストは高くなります。適正な賃金と適正な工事人工を理解し、材料費や諸経費を含めた金額の根拠の話が出来る業者は優良業者と言えます。
なぜなら、こういったデリケートな部分は、業者は話したくありません。一番聞いてほしくない部分です。そこに対し、根拠を持ち話が出来るということは、工事金額に対しても自信の表れだということになります。
2-3 【業者の選択(選び方)】仕事欲しさの嘘
これは良くある話ですが、嘘を言う業者は結構います。なぜ結構いると断言できるかというと、相見積もりで「えっ、それ言っちゃうの?」という場面がよくあるからです。
ここ最近で、1番多い嘘のパターンは、建材の欠陥商品に対し「保証します」という業者がいます。特に屋根材で欠陥商品が多く出回っています。これはメーカーも認め(認めてない品番ものもあります)出回っているにもかかわらず、平気で嘘をつくのです。
そういった欠陥商品の屋根材は、屋根に上がると分かるのですが、異常なほどひび割れしているものや、瓦がミルフィーユのように、剥がれてきているものなどがあるのです。こういった、欠陥商品は塗装工事ではどうすることも出来ないのですが、塗装で大丈夫だと言ったり、保証をしたりします。
お客さんも、「保証してくれるなら」とそういった業者に頼むのですが、保証内容は塗膜保護なので、数年後不具合があっても、対応はして頂けないでしょう。私どもは、知らないで塗装工事を行った場合以外は、必ずお客様に塗装で対応するのは出来ないことを伝えます。
2-4 【業者の選択(選び方)】大幅な値引く
これも実際にあった話ですが、殆ど当社で決めようと考えていたお客様が、別の業者で塗装工事を決めたのです。理由を聞くと、「高耐久塗料で御社のシリコンと同じ金額まで値引きしてもらったので」と。
その塗料は、あまり聞いたことのない塗料でしたので、調べてみると確かに高耐久塗料でした。しかし、こんな高い塗料を使用したら、「どうやって手間賃を捻出するのだろうか?」と考えるほど、原価が割れている状態での金額でした。
その後、そのお客さんから電話があり現場を見てみると、塗膜劣化と剥離がされていたのです。確かに魅力的なお話しだったのでしょう。
しかし、何のための塗装工事だったのか分からなくなってしまいます。安くなったからと言って、本質を誤ってしまえば、大きな損失になりかねません。
2-5 【業者の選択(選び方)】百聞は一見に如かず
ここまで、色々話をしてきましたが、1番早い方法は5年前、10年前に塗装工事をしたお客様のお家を見せていただくことです。
実際見せていただければ、どのような工事をしているか、一目でわかりますし、大事なのは、塗装直後ではなく、数年経過した状態です。
自信があれば惜しみなく見せていただけるのではないでしょうか?
3 【業者の選択(選び方)】一括サイトのメリットとデメリット
一括サイトのメリットはすぐに数社に見積もり依頼が出来ます。
めんどうくさい手間が省け、簡単に業者を選んでくれます。
忙しい方にはもってこいのツールです。
ただ、一括サイトもしっかりと運営している会社ですので、どのような仕組みで利益を出しているのかを、理解する必要があります。
一括サイトは、簡単に数社に見積もり依頼することが出来ます。消費者からすると簡単で助かります。しかも、「優良業者」というキーワードがあるので安心感もあります。
ただ、「実際に優良業者をしっかり集めているのか?」という部分には疑問を感じるところがあります。
一括サイトはいくつかありますが、私どもの会社では、今までで、根拠を持って優良業者だから登録をお願いされたことは一度もありません。むしろ、「仕事がたくさんあって大変です!ぜひ登録を!!」私自身は一括サイト業者にはこんなイメージしかありません。
募集方法は、ダイレクトメールやTEL、またはメールで連絡が来ます。
ある一括サイトは下記のような内容をいきなり何件も送り続けられます。
いきなりこのような、メールをどういった業者かも分からないのに送りつけます。
ですから、どんな業者がいるかというのは、全く不明なのです。
また、ここからが一括サイト業者の利益のところです。
例えば、一括サイトにお願いすると、そこから、3社紹介があるとします。この時点で、業者からサイト側に紹介料が発生しています。3社から紹介料を一括業者は頂くことが出来ます。
また、その中の1社が契約することで、契約金額の数パーセント(10%前後)を成約金としてサイト側に支払わなければなりません。
このような仕組みで一括サイト業者が運営出来るのです。
4 【業者の選択(選び方)】まとめ
ここまでで、色々な角度から、業者の選択(選び方)の話をしてきましたが、大事なのは、対応力(知識や感じの良さなど)と、品質を見ること(現場を見せてもらう)そして、どういった金額の根拠を話せる業者は、おおむね業者の選択(選び方)で失敗しにくいと考えられます。
このようなことに気を付け、業者の選択(選び方)の参考にしてみてください。
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