屋根塗装、雨漏りしていないから大丈夫だと思っていませんか?
「うちは雨漏りしていないから大丈夫。」と油断していませんか?
実は多くの方が雨漏りをしていることに気付かず、過ごしているのです。
なぜでしょうか?
最近の住宅は複雑な構造になっており、雨漏りに気付くまではタイムラグがあります。
ですから、気付いたときには、遅いということが多くあるのです。
ではどのくらいで屋根を意識しないといけないのでしょうか?
おおよそ新築もしくは塗り替えをされてからから10年程度で表面塗膜が劣化し雨水が侵入すると言われています。
10年程度たちますと、北側にはコケや藻が生え、南側は紫外線の影響で表面塗膜が劣化し下地のセメントがむき出しになるのです。
当然北面は苔が根をはりますので、下地のセメントに水が浸入します。
また、南面も保護膜が劣化していますので水が浸みこんでくるのです。
上の写真のように保護膜が生きているのと、いないものの差です。
写真でご理解頂けるのではないでしょうか?
コロニアル屋根の85%がセメントでできています。
そのセメントを表面に塗布されている塗装だけで雨水から建材を守っているのです。
それが約10年程度で完全劣化を起こしますと、雨水の侵入により
急激にセメント瓦が弱まり、防水機能が低下していきます。
さらに問題は拡大していきます。
雨水が浸入することで、セメントがふやけ、弱いところからヒビが入ってきます。
また、冬になりますと、水が浸入している瓦は、爆裂を起こす危険があります。
これはかなりの確率で起こり、そのことから、瓦が欠け、雨漏りが起こることもあるのです。
このように、私たちが知らない間に、屋根では大変なことが起こり、さらにそれが進行していくと、
下のルーフィング(防水シート)、さらに下のコンパネまで浸食してしまいます。
こうして雨水は徐々に内部へと浸入していくのです。
この状態までなってしまうと、塗装では手が付けられなくなってしまいます。
当然ですが、張り替えになってしまうでしょう。 また、屋根の張り替えだけですめば
まだよいのですが、浸入した雨水が、柱や梁などを腐らせている恐れもあり、
内部点検を行う必要もありそうです。
そうなると、数百万という大きな工事代金を支払うこともあり得ます。
ですから、早めの点検をし、お家の状態を知っておくことが必要なのです!!!
それ以外にも屋根の頂点をカバーする棟を留めている釘が抜けてきていることに気づかず、風で棟が飛ばされて起こる事故が多くあります。
10年経つと、どのお家も必ず釘が抜けてきています。
「うちは本瓦だから大丈夫。」と思っている方。
瓦を繋げている漆喰が劣化している可能性があります。
そのことで、瓦がずれ落ちることもあり大変危険です。
瓦の方も漆喰の確認はしてください。
やはり重要なのは点検になります。 常にどのような状態なのかを知っておくことで、
大事故を避けることができます。
車でも、車検や12か月点検があることにより、整備不良での事故は殆どないように
お家でも、専門の人間が点検をすることで、それを回避できるのです。
早めの点検をおススメ致します。
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